2016年10月21日
ゆとりある年末にむけて ~秋の掃除のススメ~
『大掃除』といえば年末の恒例行事ですが、年末にする理由とは何でしょう?
日本では、お正月の神様をお迎えする準備として、旧暦の12月13日に1年のすす払いを行っていたことが
大掃除の由来となっています。
年末といえば、雪も降って寒いし、何かと慌ただしい時期ですよね。
手を抜かず、効率よく大掃除を終わらせることができたらなぁと毎年思ってしまいます。
そこでオススメしたいのが、まさに今!この時期に行う大掃除です。メリットが色々とあるのです!
① 気候がよく動きやすい
暑すぎず寒すぎず、スポーツの秋と言われるように体が動きやすい時期で、窓を開けたまま掃除が
できるので気持ちよく十分な換気ができます。晴れた日は乾燥しているため、洗濯や雑巾がけなどの
水気がすぐに乾くので、次の掃除もスムーズに行えますね。
② 家電や毛布類が少なく掃除しやすい
冬は、コタツやファンヒーターなどの家電や、ホットカーペット、羽毛布団、毛布や膝掛などのファブリック
(生地)類が1年の中で1番部屋の中に出ている時期です。掃除の為にいったん片付けたり、物を
動かす度に埃が舞ったりと余計な動きや掃除が必要になりますので、お部屋の中にモノが増える前に
掃除をしましょう!
③ 油汚れが固まる前に
換気扇やガスコンロ周りの油は、寒さで固まりやすい性質があるため、寒い時期は、綺麗に汚れを
落とすのは大変です。夏の暑さで落としやすくなっているこの時期を逃さず、今のうちに油汚れを
落としておきましょう。
④ 衣替え
掃除ついでに衣替えをすることで、不要な洋服も処分し、タンスの中もすっきりさせましょう。
寒くなってから冬物を引っ張り出すのではなく、防虫剤の臭いの消臭のためにも、早めに用意をしましょう。
他にも「冬の時期よりも日が長いので、明るいうちに掃除を行える時間が長い」なんてメリットもあります。
また、大晦日までに間に合わせなければならないというタイムリミットがあるわけではありませんので、
1日でおうち全体を行うのではなく、天候の良いお掃除日和に数回に分けて少しずつ進めると良いですよ。
秋の大掃除をしたからといって、年末に何もしないというわけではありません。
掃除にはすすや埃を払うことで、穢れや厄を払う大切な意味もあります。
「秋にチョコチョコ、年末サッサッ」
を合言葉に、体力的・精神的にもゆとりある年末を迎えてはいかがですか?
富山店(住まいアドバイザー) 森永