2017年02月10日
住まいをデザインする照明セミナー開催
2月9日(木)デザインスタジオ高岡にて、工務店様向け照明セミナーを開催いたしました。
照明計画のポイントとして、リビングダイニングの明かり選びの基本や、明るさの目安などを
事例写真を交えながら学びました。
照明の役割も時代とともに変化し、従来照明とは「空間を明るくする役割」ととらえられていましたが、
現在では心地よい暮らしづくりのための「空間演出」として欠かせないものとなりました。
その結果、部屋全体を均一に明るく照らす1室1灯のスタイル(シーリングライト)から、ダウンライトやペンダントライトなどを使った多灯分散照明が現在の主流となっています。
また、ワット数を抑えた照明を分散させることで、必要のないところの照明を抑えることができ、空間演出だけでなく、省エネ効果も期待できます。
しかし、ダウンライトやペンダントライトを付けすぎるとごっちゃりしたお部屋になってしまいます。そこで、多灯分散照明で心地よい空間づくりをするためのポイントをリビングダイニングを例にご紹介します。
①「中心の明かり」
リビングテーブルやダイニングテーブルの上に明かりを集めます。
部屋の中に明かりの陰影をつくる(明るい部分と暗い部分をつくる)ことで、空間に広がりや奥行を感じることができます。
②「周りの明かり」
テレビが置かれている背面など、視線の先の壁や天井を明るくすることで、感覚的な明るさを得ることができます。なお、テレビの背面を明るくすることで、目が疲れにくくなるそうですよ!
③「低い位置の明かり」
スタンド照明や床に照明を置き、明かりの重心を下げることでリラックス効果があります。
照明には少し工夫して設置するだけでも、お部屋の雰囲気もガラリと変えることができる効果があります。
ぜひお部屋の空間づくりの参考にしてみてくださいね。
高岡店 土屋